TITANIUM CLOUD
Wind River® Titanium Cloud™は、完全インテグレーション済みで、超高信頼性を誇る、業界唯一のデプロイ対応仮想化ソフトウェアプラットフォームです。サービス事業者は仮想化されたサービスを、より迅速かつ低コストに、保証された稼働率でデプロイすることが可能です。
エンタープライズサーバやコンピューティングテクノロジは、キャリアネットワークの厳しい要件や重要インフラに対応するように設計されていませんでした。
Titanium Cloudは、この問題を解決します。Titanium Cloudが提供するアプリケーション対応ソフトウェアプラットフォームは、高度な信頼性で仮想機能を実行し、世界で最も要求水準の高いコンピューティングや通信ネットワークのパフォーマンス、信頼性、セキュリティの厳しい要件に対応するように構築されています。
柔軟性: サービスのスケールアップ/ダウン、スケールイン/アウトをスピーディに実現し、新サービスを必要に応じて動的にデプロイ
パフォーマンス: 各サーバでサポートするアプリケーションや利用者数を最大化し、運用コストを最小化
信頼性: サービスの常時稼働を実現
構成要素
Titanium Cloudには、高パフォーマンスと超高信頼性を備えた仮想ネットワークのコンポネント構築に必要なテクノロジが、すべて用意されています。

Titanium Cloudは、これらのコアコンポネントを使用して、複数のVMを実行する仮想化ネットワークの構築や実装に必要な主要機能を実現します。
TL9000設計手法:99.9999%の信頼性を保証
10 Gbpsフルラインレートの高速仮想スイッチ:未修正のゲストアプリケーションを実行
10 µsのディターミニスティックな割り込みレイテンシ:要件が最も厳しい宅内機器(CPE)やネットワークのアクセス部分での仮想化をサポート
VMのライブマイグレーション(「シェアードナッシング」モデルなど)の高速化:エンタープライズソフトウェアより40%高速
コントローラ、ホスト、VMの障害検知がエンタープライズLinuxより60倍高速:自動復旧、単一障害点の解消
完全インテグレーション済み通信グレードのセキュリティ:完全なAAAアクセス制御など
ETSI(欧州電気通信標準化機構)などの標準化団体による試験運用に参加
市場に即応するソリューション - 最適化と相互運用性
ウインドリバーはTitanium Cloudエコシステムのもとで、業界をリードするハードウェア/ソフトウェア各社と連携して、仮想化プラットフォームのTitanium Cloud 製品群の導入に最適化された、相互運用可能な多様な製品を提供します。
主な利点
比類のない「99.9999%」の信頼性
- ソフトウェアスタック全体を通じてキャリアグレードの可用性と信頼性
- 99.999%の稼働時間を保証
- 年間30秒未満のダウンタイム
- 高速でセキュアな仮想マシン(VM)のフェイルオーバー(ITによる仮想化より50~100倍高速化)
価格とパフォーマンスが500%改善
- エンタープライズグレードのネットワークよりもコストを劇的に削減し、パフォーマンスも大幅に向上
- 割り込みレイテンシとタイマレイテンシの性能が40倍向上
- 費用が一般的ITソリューションの50%未満
- ライブマイグレーション:ネットワークのダウンタイムが500ミリ秒未満
オープンでスケーラブル
- コアに標準準拠でオープンソースのYocto Project Linux
- 基盤はキャリアグレードプラグイン付きOpenStack
- プロビジョニング・管理用オープンAPI
- 数千のVMを実行可能
NFVハードウェア、管理ソフトウェア、VNFの豊かなエコシステム
- 検証済みのハードウェアとソフトウェアによる迅速な展開
- 複数の既存VNFで検証済み
- サードパーティソフトウェアを使用できるオープンで柔軟な環境
確かなネットワークインテリジェンス
- 必要なときに、必要な場所にインテリジェンスを提供
- VM間のパケットアクセラレーションを搭載
- ディープ・パケット・インスペクション(DPI)を実装できる柔軟なオプション
- VMの効率的なトラフィックシェーピングや管理
セキュリティ
- 完全インテグレーション済みのキャリアグレードのセキュリティ
- 完全なAAAアクセス制御により、完全性(監視と復旧)と機密性(セキュアストレージと暗号化)を実現
- 高速でセキュアなVMのフェイルオーバー(IT仮想化より50~100倍高速化)
ウインドリバーが次世代のシステムとデバイスの構築を支援する方法については、こちらからお問合せください。
CONTACT US関連リソース
Titanium Cloudの高速仮想スイッチ(AVS)上で実行することで、VNFのパフォーマンスを最大化
- Run unmodified with VirtIO: 標準VirtIOネットワークドライバを使うVNFをAVS上で未修正で実行—コードの修正が不要
- Leverage Accelerated Virtual Port (AVP): Accelerated Virtual Port(AVP)Kernel Loadable Module(KLM)を搭載することで、VNFの性能が最大9倍向上—コードの修正が不要
- AVS Poll Mode Driver (PMD) for additional acceleration: DPDKベースのVNFの場合、AVS Poll Mode Driver(PMD)でリンクすることで、性能が最大40倍向上(通常は15分以内)
